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英語を勉強すると、「実際に海外旅行に行って、自分の英語力がどこまで通用するか試してみたい!」という気持ちになる方も多いようです。そこで、そもそも「英語が通じる国」はどこか、歴史的背景を説明しながらお伝えしたいと思います。
「英語」という単語自体、「英国で使われている言語」という意味です。よって、イギリス、ならびイギリスから移民した人が定住した国では、英語が「母国語」として使われています。
具体的には、イギリス、アメリカ、カナダ、オーストラリア、ニュージーランド、アイルランドなどです。これらの国は、イギリスとおおむね良好な関係を持っていますが、アイルランドだけは、イギリスと長らく独立紛争や分離紛争を抱えていたので、複雑な感情を持っています。ちなみにアイルランドは「ゲール語」という自国の言語がありますが、この言語は普及しておらず、ほとんど使われていません。
また、カナダはもともとイギリス植民地とフランス植民地に分かれていた経緯があるため、一部の地域(ケベック州)では英語よりフランス語のほうが多く使われています。ケベック州出身の歌手セリーヌ・ディオンさんも、フランス語のほうが得意です。
母国語は別にあるが、英語の通用度の高い国が多くあります。これからは、以前イギリスの植民地として統治されていた国が多いです。現地生まれの優秀な人は、英語で教育を受け、優秀な成績を収めるとイギリスへの留学が許されました。
こうした留学生は、帰国後、植民地政府の官僚、また弁護士や医師などの専門職として働く、というのが典型的なエリートコースでした。これらの国は、独立の中心リーダーが植民地エリートの人だったため、法律体系や司法体系もイギリス式の制度を採用しています。具体的には、シンガポール、インド、マレーシア、香港などです。
香港は広東語(北京で話される中国語とは異なる)が話される場所で、1997年に中国に返還され、英語の通用度は下がっていると言われています。とはいえ、それでも通用度は高いです。
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先進国の多く、特に西ヨーロッパでは英語が多く通用する国があります。自国の言語が英語に言葉が似ているドイツなどが典型的です(ちなみに、私はドイツを旅行した時、英語が通じない人に「一人も」出会いませんでした)。
また言語的にはあまり似ていないが、小国なので自国の市場が小さく、英語ができないとビジネスができないといった国も英語の通用度が高いです。ドイツ、オランダ、ベルギー、スイス、フィンランド、スウェーデン、ノルウェーなどです。また、スペイン統治のあと、アメリカに統治されたフィリピンも英語が通用しますが、かなりくだけた英語であることが多いです。
ちなみにフィリピンは「タガログ語」という公用語があるにも関わらず、大統領が就任時に「タガログ語と英語を半々」で演説しています。フィリピンで高等教育を受けられる人の割合はまだまだ低いため、高等教育の教科書は全て英語です。少し難しい言葉、フレーズになると、タガログ語で該当する言葉がないので、英語を使わざるを得ない、という背景があります。
さて、いかがでしたでしょうか。上記であげた国であれば、まず英語が通用します。お金をかけずに行くのであれば、日本から近い香港、マレーシア、シンガポール、フィリピンが良いと思います。ぜひ学習の成果を生かして、楽しんできてください!
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