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あのCIAから学ぶ統計情報とその読み方


あのCIAから学ぶ統計情報とその読み方

「上司から、日本と海外の市場規模についてまとめてレポートを出せと指示があった」、また「大学の授業で、特定の地域についての情報を調べて比較しなさいとレポート課題が出た」など、国や地域についての信用できる一次情報を調べたい、という事は結構あるのではないかと思います。
 
例えば「アメリカとはこういう国です」という説明をするときに、人口、平均所得、人種、宗教など、基本的なデータがなくては説得力が全くありません。
 
「問題ないッス。Wikipedia日本語版を見れば大丈夫!」と言う人はいますか?
 
ブッブー!それは2つの点で間違いです。
 
1:Wikipedia自体が、誰でも編集できる百科事典を目指しているので、意図的に、また意図せずに不正確な情報が書き込まれていることがあります。もちろん、Wikipediaの管理側も監視はしていますが、記事数が多すぎるため、常に正確ではありえません。
 
2:Wikipedia日本語版は、英語版に比べると(当然ですが)記事数、閲覧者数、編集者数が少ないです。たくさん読まれる項目だとしても、英語版と比べると内容の厚みに欠けます。
 
そこで当サイトがおすすめするのは、THE WORLD FACTBOOKというサイトです。運営しているのはCIAです。
 
「えっ、あの映画のスパイとかで出てくるCIAですか?」と思われた方、その通りです。
 
CIAの正式名称は、Central Intelligence Agency、中央情報局です。
 
intelligenceという単語は、「情報」という日本語訳ではややしっくりこないのですが、あえて訳しますと『「情報 = information」や「事実 = fact」の収集また分析を行う高度な情報技術、ならびそれを行う人や組織』という意味合いになります。それを世界で最も高度にやっているのがCIAです。
 
スパイ行為だけが情報収集分析対象ではありません。一般に知り得る公開情報も収集分析対象で、その中には「さまざまな国の基本情報の収集分析」があり、これがFACTBOOKという形で公開されているのです。
 
CIAが分析、編集、公開しているサイトなので、よく分からない人が事実を歪めるようなことはありません。(なお、intelligenceという語は、頭がいい人を差して、「あの人、インテリだよね」という「インテリ」という語の語源です)。
 
では、ここで日本を例にとって、一般的な統計情報を読み解くときに使われる語についてみていきましょう。メニューリストは下記のようになっています。
メニューリスト
では、これらを一つずつ、サブカテゴリまで含めて和訳してみます。ぜひお役立てください。
 
Introduction (紹介)
国の成り立ちと歴史のサマリー
 
Geography (地理)
- Location: 地球儀上の位置
- Geographic Coordinates: 緯度経度
- Map Reference: 大まかな地域(アジア、アフリカなど)
- Area: 陸の面積と海域の広さ
- Area – Comparative: アメリカ人に分かりやすい面積比較
- Land Boundaries: 陸で接している国境の長さ
- Coastline: 海岸線の長さ
- Maritime Claims: 海洋や島嶼における主張
- Climate: 天候
- Terrain: 地形
- Elevation: 海抜
- Natural Resources: 天然資源
- Land Use: 土地の大まかな利用目的
- Irrigated Land: 灌漑された土地
- Total Renewable Water Resources: 再使用可能な水資源
- Freshwater Withdrawal: 取水量
- Natural Hazards: 自然災害
- Environment – International Agreements: 環境における国際合意
- Geography – Note: 地理的な概要
 
People and Society
- Nationality: 国民を英語で何と呼ぶかの説明
- Ethnic Groups: 民族
- Languages: 言語
- Religions: 宗教
- Population: 人口
- Age Structure: 年齢構成
- Dependency Ratios: 依存人口比率(生産年齢人口に対する従属人口比率)
- Median Age: 年齢の中間値(平均ではない)
- Population Growth Rate: 人口増加率
- Birth Rate: 出生率
- Death Rate: 死亡率
- Net Migration Rate: 移民率
- Urbanization: 都市化率
- Major Urban Areas: 主要な都市圏
- Sex Ratio: 男女比率
- Mother’s Mean Age At First Birth: 初産の平均年齢
- Maternal Mortality Rate: 死産率
- Infant Mortality Rate: 乳児死亡率
- Life Expectancy At Birth: 平均寿命
- Total Fertility Rate: 合計特殊出生率
- Contraceptive Prevalence Rate: 避妊率
- Health Expenditures: 医療費
- Physicians Density: 人口当たりの医師の比率
- Hospital Bed Density: 人口あたりの入院ベッド比率
- Drinking Water Source: 水道水を飲める率
- Sanitation Facility Access: 衛生施設へのアクセス
- HIV/AIDS – Adult Prevalence Rate: HIV/AIDS成人感染率
- HIV/ AIDS- People Living With HIV/AIDS: HIV/AIDS感染者数
- HIV/AIDS – Deaths: HIV/AIDS死亡者数
- Obesity – Adult Prevalence Rate: 成人肥満率
- Education Expenditures: 教育支出額
- School Life Expectancy: 初等~高等教育にかかる年数
- Unemployment, Youth Ages 15-24: 若年失業率
 
Government
- Country Name: 国名
- Government Type: 政府の種類(立憲君主制など)
- Capital: 首都
- Administrative Divisions: 行政単位(都道府県など)
- Independence: 独立年
- National Holiday: 国の祝日
- Constitution: 憲法
- Legal Systems: 法体系
- International Law Organization Participation: 国際法機関への加盟
- Citizenship: 国民となる条件
- Suffrage: 投票権が得られる年齢
- Executive Branch: 元首や首長等の情報
- Legislative Branch: 立法府の情報
- Judicial Branch: 司法府の情報
- Political Parties And Leaders: 政党と指導者
- Political Pressure Group And Leaders: 政治的圧力団体と指導者
- International Organization Participation: 国際機関への加盟
- Diplomatic Representation In The US: アメリカにおける外交代表者・施設
- Diplomatic Representation From The US: アメリカの外交代表者・施設
- Flag Description: 国旗の説明
- National Symbol(s): 国のシンボル
- National Anthem: 国歌
 
Economy
- Economy – Overview: 経済の概要説明
- GDP (Purchasing Power Parity): GDP購買力平価
- GDP (Official Exchange Rate): GDP公的為替レートで換算
- GDP – Real Growth Rate: 実質成長率
- GDP – Per Capita (PPP): 一人あたりGDP購買力平価
- Gross National Savings: 国民貯蓄額
- GDP – Composition, By End Use: 最終使用ごとのGDP比率
- GDP – Composition By Sector Of Origin: 産業セクターごとのGDP比率
- Agriculture – Products: 主要農作物
- Industries: 産業
- Industrial production Growth Rate: 工業生産成長率
- Labor Force: 労働人口
- Labor Force – By Occupation: 産業セクターごとの労働人口比率
- Unemployment Rate: 失業率
- Population Below Poverty Line: 貧困線以下の人口
- Household Income Or Consumption By Percentage Share: 所得上位10%と下位10%の占める所得割合
- Distribution Of Family Income – Gini Index: 世帯所得の分配率(ジニ係数)
- Budget: 政府予算
- Taxes And Other Revenues: 税金とその他歳入
- Budget Surplus (+) or Deficit (-): 政府予算の黒字赤字率
- Public Debt: 国の債務
- Fiscal year: 会計年度
- Inflation Rate (Consumer Prices): インフレ率
- Central Bank Discount Rate: 中央銀行の公定金利
- Commercial Bank Prime Lending Rate: 中央銀行のプライムレート
- Stock Of Narrow Money: 狭義のマネーサプライ額
- Stock Of Broad Money: 広義のマネーサプライ額
- Stock Of Domestic Credit: 国内の(信用)貸付額
- Market Value Of Publicly Traded Shares: 上場企業の時価総額
- Current Account Balance: 現在の勘定残高(収支)
- Exports: 輸出額
- Exports – Commodities: 輸出(産品ごと)
- Exports – Partners: 輸出相手国
- Imports: 輸入額
- Imports – Commodities: 輸入(産品ごと)
- Imports – Partners: 輸入相手国
- Reserves Of Foreign Exchange And Gold: 外貨・金準備高
- Debt – External: 対外債務
- Stock Of Direct Foreign Investment – At Home: 国内直接投資額
- Stock Of Direct Foreign Investment – Abroad: 海外直接投資額
- Exchange Rates: 為替レート
 
Energy
- Electricity – Production: 電力生産量
- Electricity – Consumption: 電力消費量
- Electricity – Exports: 電力輸出量
- Electricity – Imports: 電力輸入量
- Electricity – Installed Generating Capacity: 発電可能量
- Electricity – From Fossil Fuels: 化石燃料の発電比率
- Electricity – From Nuclear Fuels: 原子力の発電量比率
- Electricity – From Hydroelectric Plants: 水力の発電比率
- Electricity – From Other Renewable Sources: 再生エネルギーの発電比率
- Crude Oil – Production: 原油生産量
- Crude Oil – Exports: 原油輸出量
- Crude Oil – Imports: 原油輸入量
- Crude Oil – Proved Reserves: 原油埋蔵量
- Refined Petroleum Products – Production: 精製済石油生産量
- Refined Petroleum Products – Consumption: 精製済石油消費量
- Refined Petroleum Products – Exports: 精製済石油輸出量
- Refined Petroleum Products – Imports: 精製済石油輸入量
- Natural Gas – Production: 天然ガス生産量
- Natural Gas – Consumption: 天然ガス消費量
- Natural Gas – Exports: 天然ガス輸出量
- Natural Gas – Imports: 天然ガス輸入量
- Natural Gas – Proved Reserves: 天然ガス埋蔵量
- Carbon Dioxide Emissions From Consumption Of Energy: エネルギー消費からの二酸化炭素排出量
 
Communications
- Telephones – Fixed Lines: 固定電話契約者数
- Telephones – Mobile Cellular: 携帯電話契約数
- Telephone System: 電話システムの品質
- Broadcast Media: 放送(TV)メディア概要
- Radio Broadcast Stations: ラジオ局概要
- Television Broadcast Stations: テレビ局概要
- Internet Country Code: インターネット国コード
- Internet Hosts: インターネットホスト数
- Internet Users: インターネット利用者数
 
Transportation
- Airports: 空港数
- Airports - With Paved Runways: 舗装された滑走路を持つ空港数
- Airports – With Unpaved Runways: 舗装されていない滑走路の空港
- Heliports: ヘリポート数
- Pipelines: パイプライン距離合計
- Railways: 鉄道網距離合計
- Roadways: 道路距離合計
- Waterways: 水路距離合計
- Merchant Marine: 商船数
- Ports And Terminals: 港とターミナル数
 
Military And Security
- Military Branches: 軍隊組織
- Military Service Age And Obligation: 軍人になるための年齢と徴兵制
- Military Expenditures: 軍事支出率(防衛費率)
 
Transnational Issues
- 対外関係における問題
 
「さくっと、項目名をまとめてみよう」と気楽に始めてみたのですが、項目数の多さに圧倒されました。さすがCIAです。
 
これらの情報を国ごとにまとめていますから、その分量は膨大になります。また、各項目について、クリックひとつで国ごとの順位を簡単に表示させられるところはポイントが高いです(これを手動でまとめようとしたら、莫大な時間がかかります)。それにしても、英語ですと、日本語に比べて、質の高い情報へのアクセスが容易です。英語を学ぶ素晴らしさはこうしたところにもあります。
 
皆さんが取り掛かっている仕事や課題に、上記の項目全て必要というわけでは、もちろんありません。必要な項目をささっと確認して、それを資料作りや分析に生かしてください。
 
なお、これらの統計情報の項目名は、CIAのFACT BOOKだけでなく、一般的に使われているものです。世界銀行やIMFなどから取得するデータ項目名も、若干違いますがほぼ同じです。よって、汎用的に使っていただけます。ぜひ、こうした有用な情報を活用して、一段高い仕事、学習、研究を行ってください!

 

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