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先日公開いたしました、当サイトのオリジナル記事である「英語インタビューに見るX Japan Yoshikiさんの英語力」は、おかげさまで大好評を頂きました。「Yoshikiさんの英語力に度肝を抜かれた」「X Japanがなぜ海外で成功できたのかよく分かった」「感動した」など、多くの声を頂きました。そして「もっとYoshikiの話を聞きたい」という声も多くいただいたことから、Yoshikiさんの英語力にもう一歩踏み込むオリジナル記事を作成いたしました。
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今回のインタビュー内容は KPOP-TV という、韓国ポップ音楽(KPOP)と韓国文化について伝えるチャンネルで、250万人の視聴者がいます。ここで、Yoshikiさんはインタビューに答えていますので、まとめてみました。インタビュアーはKPOP-TVのミンさんです。
ちなみにインタビュー前半は、X Japanのドキュメンタリー映画「We are X」についてです。
ミンさん
今日はありがとうございます。今日はX Japanのドキュメンタリー映画である「We are X」のプロモーションでお越しになっていますが、このプロジェクトに携わってみての最初の感想はどのようなものでしたか?
Yoshikiさん
ええと、数年前のことですが、エージェントが私にアプローチしてきました。「X Japanのドキュメンタリー映画を作りませんか」と。でも私は乗り気ではありませんでした。なぜなら、物語はとても痛ましく、現実に起こったことではないほどだからです。そして何年か後、関係者の方々と私は、(X Japanのドキュメンタリー映画を)やろうと決心しました。
ミンさん
映画を作ることが決まってメンバーにはすぐに伝えましたか?それとも、準備してから伝えましたか?
Yoshikiさん
私がメンバーに話しました。そして撮影が開始されました。でも撮影がそこまでのめりこんでやってくるとは思っていませんでした。
ミンさん
スティーブン・カヤックさんが監督ですが、彼はJ-POPやJ-ROCKについてほとんど知らなかったと思います。彼と映画を作るうえで、その点で困ったことや注意したことはありましたか?
Yoshikiさん
X Japanについて何も知らない人が作る方が良かったと思います。私たちが何者で、というところから、ゼロから理解してもらうことができるからです。
ミンさん
これまで長く活動してきた中で、たくさんの動画素材があったと思います。特に映画に入れて欲しいと思った動画などはありますか?
Yoshikiさん
僕らにはたくさんのドラマがありました。自殺だったり、洗脳だったりです。大変な苦難だったので、どのようにそれらを回避するかも考えました。でも、映画を見終わった後、観客のみなさんが、ポジティブな気持ちになれる映画にしたかったです。その点だけをリクエストしました。どの素材を使ってもいいけど、ホラー映画にはしてくれるなと(笑)。
ミンさん
ファンにポジティブなインパクトを与えたかったのですね。音楽から力を得るように。この映画ではとても大変だった出来事について、困難な感情をファンや新しくファンになった人に対して吐き出す場になったのではないかと思いますが、ステージでスポットライトに当たっているYoshikiではなく、こうした弱いYoshikiを映画のスクリーンに出すことを躊躇しませんでしたか?
Yoshikiさん
はい、はじめはインタビューで心を開けるとは思えませんでした。(辛い出来事の)話題を避けるようにしていました。でも何度かインタビューした後、自分の心の扉を全部開けました。何でも聞いてくれ、といって涙を流しました。
ミンさん
とても感情的で個人的なインタビューだったと思います。この映画は世界の各地で上映されています。香港、イギリスのロンドンなどです。これまでのファンの反響はどうですか?
Yoshikiさん
いくつかの映画祭に参加しました。世界中の20以上の映画祭に招待してもらいました。これまでのところ、とてもよいインパクトがあります。私自身は最初に見たとき、10回泣きました。とてもよい反応が返ってきています。
ミンさん
映画の中では、ToshIさんと音楽について話をするシーンがありますね。X Japanはニューヨークのマディソンスクエアガーデンでライブしていますが、これは1990年代に夢見たことが叶ったわけですが、他の多くのバンドが夢見て叶えられなかったことです。X Japanはそれを今実現させています。映画の中では音楽批評について話をしていますが、アジア人としてアメリカで苦労していることも多いと思います。いま、(アジア人としての)苦難に直面していると感じますか?アメリカで活動するに当たって、1990年代に感じた困難、そして現在新たに感じている困難はありますか?
Yoshikiさん
たくさんの素晴らしいバンドやグループが世界で多くの支持を得ています。これは素晴らしいことです。ここ最近は、20年前に感じたほどの困難には直面していません。東洋と西洋の壁があったとしても、その壁はどんどん薄く、低くなっています。
ミンさん
それはとても良かったです。ファンの皆さんに、このドキュメンタリー映画を見て何を伝えたいですか?
Yoshikiさん
まずは、「不可能は何もない (Nothing is impossible」ということです。私たちは多くの悲劇、痛ましい出来事に見舞われてきました。でも、ここにまだいることができます。まだロックできています。だから、ファンのみんなには、「夢を持ち続けて (Keep your dream alive)」、そして「何でもできる (Anything is possible)」「前に進んでいこう (Let’s move forward)」、ということを伝えたいです。
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まず、Yoshikiさんの英語力がどの程度についてかは、以前の記事でお伝えしていますので、改めて付け足すことはありません。日本生まれ、日本育ちのミュージシャンとして、Yoshikiさんは素晴らしいスピーキング力を持っていますし、それ以上に素晴らしいリスニング力を持っています。今回は、インタビュアーのミンさん(韓国系アメリカ人のネイティブスピーカーだと推察します)の早口英語を正しく理解して回答しています。
インタビューではいくつか面白かった点があります。まず、アジア人としての困難についてです。インタビュー媒体がKPOP-TVだったため、アメリカで活動するアジア人が感じるガラスの天井(目には見えないが、事実上存在する困難)について聞いていますが、Yoshikiさんは、20年前に感じたほどの大きな困難には直面していない、とさらっと回答しています。
1990年代は、アメリカのエンターテインメント業界で、アジア人は脇役どころか存在感ゼロでした。そんな中、X Japanとして進出した時代に比べてば、中国の経済発展やアジア人の地位獲得などで、エンターテインメント業界にアジア人がいることは珍しくなくなりました。昔にぶつかっていた壁に比べれば、壁は薄くなり、低くなった (thinner and thinner, lower and lower)、というのは、過去にぶつかっていた困難がどれだけ大きなものだったか想像できます。
映画「We are X」をご覧になった方はご存知かと思いますが、KISSのメンバーであるジーン・シモンズ (Gene Simmons)さんが、このように言っている箇所があります。
この裏には、白人主体のアメリカのロック業界に、アジア人が入っていくことの困難さを示しています。いい曲がある、だけではだけで、実際のところ白人以外は受け入れられにくいのです。しかし、そんなことを言っていても仕方がない、現実に世界中で演奏して次第にX Japanを世界中で受け入れられる存在にしてきたのがYoshikiさんです。困難があっても、それに恐れずに少しずつ進んでいくことの大切さを理解できます。
最後の「ファンに伝えたいこと」の箇所は、「Nothing is impossible」, 「Keep your dream alive」, 「Anything is possible」, 「Let's move forward」と、どれも一般的な英語のフレーズを使っています。特にYoshikiさんだから、というものではありません。ただ、Yoshikiさんがこれまで直面してきたものが過酷であるがゆえに、こうした一般的なフレーズであっても光り輝くように思います(何を言ったか、よりも、誰がどの背景でいったかが重要、とも言えますね)。
なお、インタビューの後半については、後日アップさせていただきます。
Yoshikiさんの英語力は、アメリカに20年以上住み、英語の集中トレーニングを受けるだけでなく、英語で講演活動ならびにプロデュース業を行っている経験によって蓄積されています。ちょっと英語を勉強すればできる、というレベルではありません。
だからといって、英語を諦めなければならないか、というと全くそうではありません。世界中の人々をX Japanのファンにするための活動と比べると、自分が英語を使えるようになることは、とんでもなく難しいものではありません。
東京にお住まいの方で、短期集中で英語を学びたい、また過去に何度も英語をやったが意志を強く持てずに挫折した方であれば、一番のおすすめはライザップイングリッシュです。東京に2店舗の、3カ月英語集中のレッスンですが、専任のトレーナーが毎日課題の進捗を確認してくれ、週に2回のレッスンで英語力をチェックし学習の方向性を個別に管理してくれます。Yoshikiさんのように、張り付きで英語の先生から習うことはできなくても、それに近い状態で英語を学ぶことができます。ライザップイングリッシュのトレーナーは、単に英語学習のプロというだけでなく、やる気を維持させ、学習を最後まで続けさせることについてのプロであるので、一人では挫折してしまう方にもおすすめできます。
東京にお住まいでない方、英語力が初歩の方、自宅で一人で学習したい方には、「7+ English」という教材をおすすめします。この教材は、基本的な英語の例文を頭に入れることで、その例文を活用した文章を作って応用力を次第に広げていくという、極めて実戦的な学習法で、特に初心者にとって役に立つものです。例えば、例文とは異なる状況があっても、主語と動詞、目的語を変えると、通じる文章になる、といった具合です。Yoshikiさんのような英語力をいきなり目指すのは、少し無理がありますので、まずは基礎力を付けたい、片言でもいいから英語を話したい、という方には強くおすすめできます。
ぜひ、Yoshikiさんに少しでも近づけるよう英語力強化を試してみてください!
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ビジネスに興味がある人は、この話を知っている人が多いのではないかと思います。「これまで日本の伝統的なエリートコースに乗って順調に毎日を送っていたものの、阪神大震災に遭遇し、『やりたいこと今やらねば』と会社を創業、そして国内首位のインターネットショッピングモールに成長させた」という話です。もちろん、今回の主人公は楽天のトップ、三木谷浩史さんです。
ハーバード大学MBA留学から帰国後、創業し、2010年には「楽天社内の英語化」方針を打ち立てたことでも有名な三木谷浩史さん。今回は三木谷浩史さんの英語力について見ていきたいと思います。
今回取り上げたのは、Googleのイベントに呼ばれて、三木谷浩史さんの個人的な歴史、そして経営者としての考えについて話すイベントの動画です。ちなみに三木谷浩史さんは、英語でのニックネーム、Mickeyで終始呼ばれています。そして、三木谷浩史さんをインタビューするのは、GoogleのDaniel Alegreさんで、現在はGoogleで他企業との提携強化を行っている責任者となります。
まず、三木谷浩史さんの話を見て頂ける分かりますが、英語で長い話をすることに非常になれています。これは、ハーバード大学のMBAで英語のプレゼンテーションを特訓したであろう経験、また楽天の経営者になってから海外企業と折衝したり英語でのスピーチを依頼された経験により鍛えられているのではないかと思います。非常に手堅いです。聴衆が日本人ではないことを考慮して、話を分かりやすく説明するように努力しています。
経営者としての経験を話すのは、スポーツ選手が「今日のプレイはどうだったか」を話すのより大変難しいです(どちらが良い悪い、上下という話ではないです)。説明する内容が複雑で、語彙も複雑だからです。三木谷浩史さんは、こうした難しい話を、要点を押さえて、分かりやすく説明することが非常に上手です。
そして、Danielさんからくる質問についても完璧に返しています。英語で少し聞き間違えがあってもOKという人と、一つ聞き間違えがあったら会社に深刻なダメージが生じる立場にある人との違いでしょうか。かなり速いテンポの英語をほぼ完璧に聞き取れています。
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リスニング ☆☆☆☆☆
スピーキング ☆☆☆☆☆
ライティング 不明(たぶん5点でしょう)
リーディング 不明(たぶん5点でしょう)
三木谷浩史さんの英語力はこのようになりました。さすがに熟練した経営者の厚みを感じさせられます。ほぼパーフェクトな英語力、豊かな表現力が素晴らしいです。そして、三木谷さんの話は大変面白いです。英語で、これだけの内容をさらっと話して、相手に面白いと感じさせるのはかなりスゴイです。このレベルで英語を駆使しつつ、大企業の経営者をやっている日本人は、ソフトバンクの孫正義さんくらいではないでしょうか(どちらもアメリカ留学経験者ですね)。
三木谷浩史さんの英語力、ビジネス英語力は文句のつけようがありません。ここであえて、「こうするとさらに良い」と言うのであれば、発音です。成人してからアメリカ留学しているため、英語の発音が日本っぽく、時々外国人だったら聞きにくいだろうなという箇所があります。かなり海外経験がある人でも、発音が日本人っぽくなるのは仕方ない点ですが、ある意味弱点だとも言えます。
発音の訓練は地道でなかなか大変です。三木谷浩史さんであれば、超一流の英語の先生を個人的に雇って、自宅で発音矯正レッスンをされるのではないかと思いますが、もし同じことを一般人がやろうとしたらお金が続きません。
三木谷浩史さんのように、少し日本語なまりのある英語を、少しでもネイティブに近づけたい、と思うのであれば、ライザップイングリッシュを使うことをおすすめします。ライザップイングリッシュは、TOEIC LR対策のプログラムがメインですが、週に2度パーソナルトレーナーと1:1で時間を取って、学習の進捗度合いの確認を行うことができます。ここで、自分が苦手とする発音について、トレーナーから徹底的に直してもらうのが良いでしょう。発音の矯正は、一人では絶対にできません。他人が聞いて、変な箇所を指摘して、そして練習する、この繰り返しだからです。
ネイティブに近い英語を話すのは、相手にとって聞きやすいだけでなく、「正しい英語を話せる=教育水準がそれなりに高い」と思わせる効果があります。同じことを言うのでも、ブロークンイングリッシュで言うのと、正しい英語で言うのでは、後者のほうが知的レベルが高いと思われるので得です。「英語でなんとか意思は伝えられるが、発音がムチャクチャ」という人はかなり多いです。ここで一つ、集中して改善してみませんか?
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ゲーム会社大手のコナミに長らく勤務し、コナミ社内の開発チーム「小島プロダクション」のトップを長らく勤めていた小島さん。「メタルギアソリッド」シリーズ、「ポリスノーツ」「スナッチャー」などの名作を多くリリースし、特に「メタルギアソリッド」シリーズは、国内だけでなく海外でも人気が高いシリーズになっています。
2015年に、コナミ社内の体制変更により、小島秀夫さんの権限がなくなり、開発チーム「小島プロダクション」も解体され、その後コナミ退社・独立した小島秀夫さん。コナミという大きな会社なので、もちろん派閥争いだったり社内政治があるのは当然ですが、これまでの会社の功労者である小島秀夫さんに対する仕打ちがひどいと感じた人は多かったようです。
小島秀夫さんは、人気ゲームクリエイターであることから、海外のインタビュー、また海外へのイベント出場を多く行っています。こちらの動画は、2017年にオーストラリア・シドニーのゲーム関連イベントに出場した時のインタビュー動画になります。座談会形式ではなく、小島秀夫さんに対してだけに、1時間半を超えるインタビューが行われている、ということは、小島秀夫さんへの注目度がいかに高いかを証明しています。
ここでは、インタビューの中身ではなく、インタビューの形式についてお伝えします。Greg Millerさんは、英語圏で有名なゲーム業界のジャーナリスト、ブロガーで、赤いネクタイをして登場しています。小島秀夫さんは、黒いジャケットに白地のTシャツで登場しており、その横にはTシャツ姿の同時通訳がいる、という構成です。小島秀夫さんは英語が話せないので、Gregさんがした質問を、同時通訳が日本語に訳して、それに小島秀夫さんが日本語で返して、今度同時通訳が日本語を英語に訳す、という流れです。
小島秀夫さんは、コナミを退職後、自身が100%株式を持つ「コジマプロダクション」を設立し、ゲーム作成にあたっています。そして、その際に、ソニー(ゲーム機・プレイステーションを作っている会社)とゲーム制作の契約を締結しています。ゲームを作るにはお金がかかります。いくら有名クリエイターといえど、大勢の人数を雇ってゲームを作るだけのお金を、サラリーマン時代の貯金だけで準備することは不可能です。
そこで、ゲームを作るためのお金が必要な小島秀夫さんと、プレイステーションでのヒット作が欲しい小島秀夫さんの意向が合致して、「ソニーは、コジマプロダクションの株式を取得するという形での出資はしないが、プレイステーション上で遊べるゲーム制作費を提供し、販売後はそのゲームの利益を相当分持っていく」という契約内容になったのではないかと思われます。
こうした契約は、小島秀夫さんだからこそできた契約です。もし、無名のゲームクリエイターがこんな好条件の契約をソニーから引き出すことはほぼ無理でしょう。よってソニーは、小島秀夫さんの才能を高く買っているということがよくわかります。
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こうした契約を引き出した小島秀夫さんはスゴイです。ただ、もし小島秀夫さんが英語ができていたら、日本のソニーだけではなく、海外の大手ゲーム会社からも間違いなくオファーが来ていたはずです。
小島秀夫さんはゲームクリエイターですが、それと同時にクリエイターを束ねる役割、そしてコジマプロダクションの社長という役割を持っています。もしビジネス英語ができていて、英語で意思疎通ができていたら、「取りまとめ役」としての小島秀夫さんと直接意思疎通ができるので出資したかった会社は多いのではないかと思うのです。また、「あなたが必要なリソースを全部準備するから、海外に来てほしい」といったオファーもあったのではないかと思います。ソニーからこうしたオファーがあったから良かった、と言えますが、しかしながら、「英語ができないが故に取り損ねていたオファーも山のようにある」と考えて間違いないでしょう。
また将来、現在契約しているソニーとの交渉でもめた時のバックアップを持っておくことも重要になります。バックアップの選択肢を用意しておくためには、日本だけでなく、海外とのチャネルも持って置き、直接英語で交渉できることが理想的です。
現場のいちクリエイターが英語ができることは、クリエイターの成長にとってとても重要です。しかし、会社や制作のトップが英語ができる、ということは、「資金の獲得」「出資交渉」「マーケティング」「スタッフの採用」などに大きくかかわります。すなわち、会社全体、作品全体の成功と大きく関係するので、英語の重要度が一段と増します(外資系企業の多くで、スタッフレベルは英語が話せなくてもOKだが、話せないと管理職以上に出世できない理由はそこにあります)。
現在小島秀夫さんは53歳ですが、いまからでも遅くないのでライザップイングリッシュなどの短期集中の方法で英語力をつけていただき、会社をさらに大きく発展させていただければと願ってやみません。
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