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まず前提として、ですが、スピーキングは難しくありません。
先日も、英語学習を始める方にこのように伝えたら、「本当ですか?私は外国人を前にすると緊張しちゃって、色々考えていてもThank youとしか言えなかったりするんです」という返答が。
繰り返します。スピーキングは難しくありません。その理由を、スピーキングを分類しながら、みていきましょう。
スピーキングには3つのタイプがあります。1つずつ解説していきましょう。
「事前に準備されたスピーチの内容を、いかに上手に伝えるか」がスピーチの鍵で、「相手と会話する必要はない」のです。事前に原稿を念入りに準備することができ、何度も練習でき、そしてスピーチの途中で別な人と会話する必要はありません。
このスピーチタイプは、「スピーキング能力」「表現力」「度胸」の3点セットだと思っていただければよいと思います。用意した原稿を情感豊かに言葉で伝える「スピーキング能力」、身振り手振りやアイコンタクト、笑顔などを駆使して言葉以外でも伝える「表現力」、そして他人が注目してあなたの話を聞いている状況で堂々と話す「度胸」です。
会話とは、相手がいて、スピーキング能力とリスニング能力を駆使して、言葉のキャッチボールをすることです。重要な打ち合わせであれば、話す内容を事前に準備することはできますが、普通の会話であればまず話す内容を準備することはないでしょう。また会話中、相手が次に何を話してくるかはわかりません。ここで必要となるのは、「表現力」「即応力」そして「度胸」です。
「表現力」はスピーチタイプで必要とされるものと同じです。言葉以外の身体表現で、言葉だけの場合以上のことを伝えることができます。そして「即応力」ですが、これは「先読み力」といってもよいかもしれません。
自分が話しながら、「こういう話をしたら、相手は、このような反応を返してくるかもしれない」と、意識しておくことです。慣れない英語を話しながら、回答をあらかじめ意識しておく、というとかなり高度のように聞こえますが、「相手がどういう立場、どういう興味関心を持った人か」を考えておけば、ある程度できるようになります。
最後の「度胸」は、スピーチの時とは別種の度胸です。1つは、相手の話している内容が聞き取れなかった場合、理解したふりをしてごまかすのではなくて「すみません、聞き取れませんでした。もう一回お願いします」と伝える度胸です。
日本人の多くはこの度胸がなくて、理解したふりをしていることが多いと思います。もう1つは、「できるだけ多く話す度胸」です。英語ネイティブの人と、日本人が話していると、日本人が聞き役に回ってほとんど話していないことが多くあるように思います。完ぺきな英語でなくても、しどろもどろでも、自分からどんどん話しましょう。話すことが上達の秘訣です
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例えば、10人が出席した飲み会があって、突然英語で自己紹介することになったとします。話す内容は事前に準備できませんが、自己紹介という「即興スピーチ」をしなければなりません。
ただ、本当のスピーチとは違って、スピーチの途中で質問をされたりするので、質問を返す必要があったりします。これが混合タイプだと言えます。この混合タイプは、上記の(1)と(2)であげたポイントを駆使することになります。
はい、これは非常にシンプルです。
1ですが、まだ英語が初歩の段階で「日本の高齢化問題と今後の動向」について話すのは大変困難だと思います。初歩の段階では、「自己紹介」「家族の紹介」「自分のふるさとの紹介」「自分が好きなものの紹介」などが良いテーマではないでしょうか。まずは1分スピーチができるよう原稿を書いてみましょう(おっと、ここではライティング力が必要ですね)。
次に、原稿を読み上げるのですが、2にあるように録音して聞き返してみましょう。自分が話した内容を聞き返すのは、なかなか気恥ずかしい体験ですが、「XXという単語でいつもつまづいている」「イントネーションがおかしい」「テンポが一定でない」など、多くの気づきが得られると思います。録音だけでなく録画するのもよいと思います。最近はスマホで録音も録画も容易にできるので、新たに機器を買う必要はありません。
最後に3ですが、家族や友人に、自分のスピーチをみてフィードバックをもらいましょう。もしかしたら「少しつまると、やたらとあごに手を当てている」「笑顔を足りない」などという、自分では気づかない点を的確に指摘してくれるかもしれません。
さきほどお伝えした通り、スピーキングは総合力勝負です。「話す内容」だけでなく、「五感を駆使して、物事を伝える作業」、いや「伝える芸術」といってもよいかもしれません。ぜひ場数をこなして、度胸をつけて、上達の道を歩んでください。もちろん、私たちが全力でお手伝いさせていただきます。
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